「聞き書き」=rispect

キーワードは、「リスペクト」

『聞き書き=respect』

聞き書き作家の小田豊二先生に、先生の定義する「聞き書き」を英語では何と表現したら良いのかたずねた。「命名して下さい」という返事だったので考えてみることに。自分が今、この地域でやりたいこと、聞き書きが普通に行われている風景を想像しながら。

 

12月の某日、ついに念願である聞き書き講座を開催出来た。
もちろん講師は、小田豊二先生。
 
「誰でもできる楽しい
                        聞き書き講座」
というタイトルで。
 
嬉しいことに、このタイトル初めてとのこと。
新しい手書きの紙芝居も用意されていた。
 
「世界で一番
        お年寄りを敬う町って
             どんな町でしょか?」
 
これが小田先生の私への回答だとすぐに気付いた。
「敬う、尊敬する」、何となく恥ずかしい。
リスペクトでは?何でも英語にすることが良いわけではないが、英語の方が逆に解釈しやすい場合もある。例えば、般若心経のように。
 
調べてみると「尊敬する」=「respect」ではない。
 
尊敬するは、人を目的語にとる他動詞。
リスペクトは、人も物も目的語にとる他動詞。
 
カタカナ語は出来るだけ使いたくない。しかし
 
今回はどうしても
 
  「respect」
 
でなければならないのである。
 

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小田豊二先生作の紙芝居。
使用許可をいただき、大変有難うございます。