鳥追い
地域に残されている冊子によれば、
正月十六日の早朝に、年縄からはずした「かきだれ」を集めくくりつけてある竿を持って振りながら、田の方に向かい「苗代こぐ黒鳥は籠に入れて、からげて遠島さぼってやれ。遠島が近ければ遠い遠い島(えんどうしま)さぼってやれ。ホーイホーイ」と唱え言をいって鳥追いをする。これは鳥害や虫害を防ぐまじない事の祝行事である。
とある。
町内のある地区で、今朝その「鳥追い」と「どんと祭」が行われた。
朝6時から「どんと際」が始まり、6時30分から小学生が「鳥追い」を行った。今回の地区では小学生4名と少なく、中学生も自主的に参加していた。
「鳥追い」の際の唱え言は、地区によってもだいぶ違うようである。
その後、みんなで焼き芋を食べた。