「聞き書き」=rispect

キーワードは、「リスペクト」

新年早々、車を2台も購入(傾きもの)

初買いに行ってきた。人混みは嫌なので午後8時過ぎに。

予想通り混んでいない。

 
特に欲しい物は無いが、一応おもちゃ売り場へ。
 
一際目を引くパッケージ
f:id:kikigaki:20160102214524j:image
「傾きものトミカ」

傾き=かたむき⁇ ではなく、かぶき
 
かぶき者(傾奇者)とは
異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのこと。茶道や和歌などを好む者を数寄者と呼ぶが、数寄者よりさらに数寄に傾いた者と言う意味である。
かぶき者の文化は慶長期にその最盛期をみるも、同時にその頃から幕府や諸藩の取り締まりが厳しくなっていき、やがて姿を消していくが、その行動様式は侠客と呼ばれた無頼漢たちに、その美意識は歌舞伎という芸能の中に受け継がれていった。
 
だそうだ。
 
侮れないな、トミカ。
 
傾きものの意味を理解したうえで考えると、私が一際目を引いた感覚も確かだったようだ。
 
f:id:kikigaki:20160102214618j:image
というわけで、残っていた2台を買ってしまった。無駄遣いではなかったかも。
 

年末ジャンボ宝くじ

年末ジャンボ宝くじ。我が家では無縁と思っていたら妻が買っていた、20枚も…。

 
妻と娘が、「1億円当たったら新しい家でも建てようか」と話しているのを聞いた。私が「1等は3億円では?」と言うと「1億でしょう!」と。
 
調べてみると、なんと1等は7億円!
前後賞合わせると10億円‼︎
 
みなさん、知ってました?
 
妻の宝くじの結果、見事に6等300円だけであった。
 
ちなみに昨年2015年は、宝くじが発売されてから70周年なそうだ(宝くじの原型となる政府第1回宝籤から)。「70」という数字に聞き覚えがあると思ったら、昨年は戦後70年
 
そもそも、宝くじの歴史は?
 
戦後復興を祈り発売されたとの記載があちこちのHPにあった。
 
宝くじ公式サイトには以下のように説明されている。
昭和20年7月、政府は浮動購買力を吸収して軍事費の調達をはかるため、1枚10円で1等10万円が当たる富くじ“勝札”を発売しました。しかし、抽せん日を待たず終戦となったため、皮肉にも“負け札”と呼ばれるようになってしまいました。同年10月、政府は戦後の激しいインフレ防止のため浮動購買力吸収の必要性が大きくなったので、“宝くじ”という名前で「政府第1回宝籤」を発売することになりました。
 
「浮動購買力」。今の私には無い。

f:id:kikigaki:20160102052442j:image
 

元朝詣

地域に残されている「民族資料 農民のくらし」という冊子の中に、「農家の農耕儀礼と礼祭行事」についての詳しい説明が書いてあるのを見つけた。

 
「元朝詣」について以下のように記載されている。
 
一月一日、年の始めの日に、今年こそ豊年でよい年であるようにと、氏神をはじめ近郷の神社に参詣するのであるが、このように祈念のための参詣であるから、誰よりも早く神さまにおねがいをしようと、早朝に金銭よりも大事にする白米を「オハネアリ」と称して、白米と幣束を持って出かけ参詣するのである。人によっては、二年詣りといって、その先を越して参詣に行くほどの深い信仰でもある。そこで家長が、その年のねがいをこめて神社に参詣に出かけているので、家族の者は雑煮餅の準備をして、その帰りを待っているのである。家長が参詣から帰り家族が揃えば神棚の大麻に神酒を供え、燈明をともし、一年間の無事をねがい家族で雑煮餅を食して祝うのである。
 
仕事場近所の神社を参拝した際に、狛犬に籠が下げられてあった。

f:id:kikigaki:20160101213111j:image

不思議に思い、覗いてみると白米とお金が入っていた。

f:id:kikigaki:20160101213208j:image

ずいぶんと深いお辞儀をしていると思ったら、円背になっていて、歩くのも大変な様子の御老人が何人も参拝に来ていた。

f:id:kikigaki:20160101213236j:image
 
近い将来、自分で作った米を持って参詣したい。
 
 
 

新年明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年はブログ開始元年。

 

今日、1月1日でブログ開始23日目。

 

年末・年始となると、どこかに泊まりに行かなければならない・・・、

そんな気持ちがあった。ここ数年は、両親を連れて県内の温泉に1泊程度と縮小。

今回は、それも無し。父が入院中なのも理由の1つ。

一番大きいのは、非日常を感じたい気持ちが薄れたことや、つくられた理想という幻想に興味がなくなったことだろう。

 

12月31日に仕事場近くの神社へ参拝。夕日を撮影。

家族で夕食を食べ、自宅で年越し。

 

元旦も同じ神社へ参拝。日の出を撮影。家族で朝食を食べた。

 

これ以上の何が必要であろうか?

 

今年も「やぶ医者日記」、よろしくお願いいたします。

 f:id:kikigaki:20160101092314j:image

楽しいこと

2015年、振り返ってみると、後半は充実感のある生活だった。

 

”楽しいこと” が次々と見つかり、それぞれに没頭していた。

 

”楽しいこと”=”楽なこと” ではない。

 

1つ目は、ブログを始めたこと。私が勝手に友人と思っている人から刺激を受けたことも大きい。今まではブログなんて書いたからといって何なんだ、という気持ちしかなかった。今は……。まだ4週目に入ったばかりで、いつまで続くかわからないので内緒にしておこう。

 

2つ目は、「まちづくり」についての勉強を始めたこと

 

3つ目は、「聞き書き」を始めたこと

 

全ては、町の方から「健康長寿」に関する講演依頼を受け、苦悩するなか「聞き書き」との出会いから始まったこと。

 

来年も ”楽しいこと” が増えそうな予感

 

みなさま、このようなブログにお付き合いいただき大変有り難うございます。来年も”やぶ医者”らしい日記で行きたいと思います。

それでは、よいお年を。

f:id:kikigaki:20151231073348j:image

 

「まちづくり」

「地域包括ケア」、「まちづくり」。言葉を聞いただけでアレルギー反応が出るほどの自分であった。

 
国や行政主導の「やらされ感」があるからだ。
 
都市計画の中にある「まちづくり」。ある方は、「都市計画」の対局が「まちづくり」であると。だから、ひらがなでなければならないと。なぜか、この言葉が心に響いた
 
「聞き書き」との出会いがあったからなのは間違いない
 
自分が仕事をしている町が、急に今まで以上に魅力的に見えてきた。市町村合併があり、現在は市となっているが以前は村だったところ。
 
現在の人口は約4000人。
 
このままでいけば間違いなく限界集落である。
 
人口減少、超高齢化、若者は都会へ。日々の診療でも実感出来ることばかりである。
 
それでは、本当にこの事が問題なのであろうか?
 
現状の生活を変えなければそうであろう。
 
物を生産することによって稼いで、
その稼いだお金を使って「物を買う生活」。
 
では、可能な限りの自給自足生活を考えてみたらどうだろか?
 
自分の畑で野菜や果物を生産、
田んぼで米を作る、
水は地下水、雨水を利用、
電気も地域で水力発電、
医療は薬草。
 
机上の空論かもしれないが、挑戦してみる価値はあるのではないか?
 
まずは、物を買うことを極力やめる生活から実践しよう。

f:id:kikigaki:20151230191414j:image

タイムカプセル

中学2年の時、立志式というものがあった。

 

詳細は忘れてしまったが、

 

何kmかみんなで歩く。

中学校の校庭にタイムカプセルを埋める。

親からの手紙をもらう。

 

断片的な記憶だ。

 

女性が数えで33歳になる年に、中学時代の同級生で歳祝いを行った。

その際に約20年前に埋めたタイムカプセルを開けるのだ。

 

年末ということもあり、部屋を掃除していたら見つけてしまった。

タイムカプセルの中に入れた自分への手紙。

 

  「私の将来」

 

f:id:kikigaki:20151229095723j:plain

そこには、「県庁の職員」、「コンピューターのシステムプログラマー」と書いてあった。不思議なものである。今の職業になることは、30年前には全く考えていなかったのだから。

 

喜多川 泰さんの「株式会社タイムカプセル社」、今朝読んで涙が止まらなかった。