「私立」、「公立」の違い⁇
夕方5時を過ぎると、仕事帰りと思われる親に連れられた就学前の子供達が受診する時間帯である。
症状は様々であるが、「鼻水」や「微熱」で受診する子も多い。ある時、受診理由を尋ねた。その答えで意外に多いのが、「園の先生に病院受診をすすめられたから…。」であった。
そうなのである。親は病院受診するほどの状況とは思っていないのである。では、なぜ受診するのか?
明日の仕事はどうしても休むことが出来ない。園に行かせたら、病院へ本当に行ったのか、検査はしたのか、登園してもいいと言われたのか等々、根掘り葉掘り聞かれる…。
園の対応も大きく二つにわかれる。「私立」であるか「公立」であるか。
私立の保育園・幼稚園では上記のようなケースはほぼ無い事にある時気付いた。
登園後の発熱に対する対応もかなり違うこともわかった。
「公立」の場合、「〇〇くん、37.5℃の熱があります。お母さん、すぐに迎えに来てください…。」
「私立」の場合、まず前述の体温では親への連絡はない。様子をみた後、「〇〇くん、38℃の熱がありますが、元気なので、園で様子をみています。仕事が終わりましたら少し早めに迎えに来ていただけますか?」
この対応の違いは何なのであろうか?
要するに、「公立」の園の対応は
「どうぞ園に来させないで下さい
=病院に行きなさい」
親の気持ちは、
「園に行かせたい=病院へ連れて行く」
なのではないか?
もちろんケースバイケースではあるが、ヤブ医者のボヤキもたまにはということで…。