「聞き書き」=rispect

キーワードは、「リスペクト」

若木迎え

1月3日の地方紙に「若水送り」の記事があった。「若水迎え」は聞いたことがあったが「若水送り」は知らなかった。今日は「若迎え」について。

 
「若木迎え」
とは日常生活で欠くことのできないものであるので、1月1日には水を迎える若水迎えの行事があるように、6日には火のもととなる薪木がなくてはならないので、その薪木は山の木を刈り用いるので、この日に幣束と切餅を持って山に木切りに出かけ、その年の方角を見てよい方角にゆき、木を切り、その切口に白紙を敷き餅を供え幣束を立てて拝み、木を家に持ち帰り焚く行事であるが、これは薪木により火の恩恵に浴することを、薪木に感謝することの行事である。
この若木を迎えた火に暖まると若返るともいわれているし、又この若木迎えのたき火が盛んにもえあがると家運繁昌世なみもよいといっている。
又、若木の「おき」を十二並べて月毎の天候占いをするが、早く消えて黒くなると雨の多い月、長く消えないでいる月は晴天の月だといって、これを「おきだめし」といわれている。
 
上記のように地域に残されている冊子に記載されている。全国的には、1月2日から11日の間に行われることが多いようだ。
今日の午前中に受診した方の中で、現在もこの「若木迎え」を継続して行っていた方は1人だけであった。
 

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