なぜ、医者は青くなるのか?
『柿が赤くなれば医者は青くなる』
秋になると、柿などの栄養がありビタミンも豊富な果物が食べられる。気候的にも過ごしやすくなり、病人が少なくなるという意味のようである。
農家では収穫期を迎え、病院に行く暇もないほど忙しいという意味もあるらしい。
従って、医者は手持ち無沙汰となり、経営が心配になると。
現在ではというと、もともと栄養が不足している人の方が珍しい状況である。
糖尿病の例では、毎年10月頃から徐々に血糖値が上昇、体重も上昇、HbA1cも上昇となることが珍しくない。
農業従事者が減って来ていることもあり、あまり暇になるという印象はない。
医者が青くなるとすれば、
あまりに増加した患者の体重、
あまりに変化したお腹、
あまりに悪化した検査結果
になのである。